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年別アーカイブ:2015年

テニスの王子様 錦織圭選手に学ぶ!自分の殻を破る方法

愛知県に100名程度しかいない日体協公認AT(日本で唯一公認されているスポーツトレーナー資格)の石川です。

 

弱冠25歳にして、
日本テニス界の歴史を塗り替え続ける男、
錦織圭選手

 

IMG_3298-nishikori
by toga

 

現在、アジア出身男子選手の歴代単独トップとなる
世界ランキング5位。

過去2人しかいない
「キャリア・ゴールデンスラム達成者
(生涯4大大会全制覇+五輪金メダル獲得)」の
アンドレ・アガシ氏をして、

「彼はお金を払っても見たい選手」

と言わしめたほど、
世界から熱い注目を浴びています。

 

そんな錦織選手ですが、念願のトップ10入り目前となった2013年、
自身も「キャリア初」と認めるほどのプレッシャーにより、
スランプに苛まれた時期がありました。

 

ところが翌年5月には、トップ10の壁を打ち破り、
9月の全米オープンでは世界ランキング1位のジョコビッチ選手を破り準優勝。

最終的には世界5位の成績でアジア出身男子初の
ATPワールドツアー・ファイナルに出場し、準決勝まで進みました。

 

錦織選手をこれほど快進撃させた原動力はいったいどこにあるのでしょうか?

正確なストロークや試合運びなどの技術と戦術。
スタミナとスピードを兼ね備えた肉体。
そして何より積み重ねてきた自信と精神力の強さ。

これは、全米オープンの記者会見での、錦織選手の言葉にも端的に現されています。

「勝てない相手も、もういないと思うので……」

 

世界のトップで活躍する選手たちは、
技術や肉体面だけでなく、必ず精神力の強さも持ち合わせています。

プロ選手でも足をすくませてしまいそうなほどの
プレッシャーを感じる大舞台。

サッカーであれば、
例えば国の威信をかけて戦うW杯や
世界一のチームを決めるチャンピオンズリーグ。

もしくは、試合の重要な局面、
PKやロスタイムのゴールチャンスなど、
勝敗の分かれ目となるポイントでは、
重圧を制して、その一瞬に集中するための
精神力が必ず必要とされます。

 

その点において特に、
最近の錦織選手は急成長を遂げているように見えます。

これには、昨年よりコーチ入りした
元世界2位のマイケル・チャン コーチ(台湾系米国人)の存在が大きいでしょう。

小柄でアジア系ながら世界2位まで上り詰めた
チャンコーチの存在自体が、

「彼ができたなら自分もできるはず」
というメンタリティーに繋がりますし、

チャンコーチの徹底的な反復練習により、
無意識でも身体が動くような回路が作られ、

また「やれることは全てやった」という揺るぎない自信が生まれるからです。

 

さらに錦織選手は、
画面に映し出された複数のボールを目で追っていく
専用のメンタルトレーニングなども行っていると言います。

脳の情報処理能力を上げて、
肉体が疲労していても集中力を絶やさないための
科学的なトレーニングだそうです。

 

心技体。

自分の殻を打ち破るには、
既にその殻を打ち破った先人に教えを請い
そして、メンタル面も含めたトレーニングと、
その反復練習を積み重ねることで
身体にそれらを染み込ませていくプロセスが必要だと言えます。

 

 

 

選手権の覇者 星陵とバスケの神様ジョーダンの共通点

日本で唯一の公認スポーツトレーナー資格「日体協AT」の石川です。

 

毎年1月と言えば、この季節。
全国高校サッカー選手権の決勝ですよね?!

毎年沢山のドラマが生まれるので、見ていてとても刺激になります。

 

今年の覇者は、石川県の星稜。
日本代表のエース本田選手の出身校としても有名な北陸の雄です!

25回目の出場にして悲願の初優勝でした。

 

星稜と言えば、昨年は同じ北陸の富山第一に
決勝で劇的な逆転負けをし2位。
その前年は準決勝敗退で3位。

今大会のメンバーの多くが、
あと一歩のところで優勝を逃してきた悔しさを経験しています。

 

埼スタで初開催となる決勝戦開始のホイッスル。

前半11分に星稜がPKを得て先制。
その後は両者譲らず後半戦へ。

ところが53分、55分とわずか2分の間に立て続けに得点を奪われ逆転。
昨年と似たような展開が星稜を襲います。

(昨年はPKで先制したものの、後半残り42分と
アディショナルタイムで同点に追いつかれ、
その後の延長戦で逆転負け)

 

けれど、今年の星稜は昨年とは違いました
それを如実に現しているのが、
試合前に監督代行から読み上げられた河崎監督からのメールです。

 

「1年生の時は3位。2年生の時は2位。
お前らは両方の悔しさを知っているから日本一取れるぞ!

 

キャプテンの鈴木選手も

「昨年に似ているなと思ったが、
自分たちがやり返せばいいと燃えてきた。
逆転して歴史を作ろうと思った。」

 

再逆転ゴールを決めた森山選手も

「自分たちだって、(富山第一のように)諦めなければ、
得点できると信じていた。」

 

とその時の気持ちを振り返っています。

 

監督から選手まで、星稜のメンバー全員が、
過去の苦い経験に押し潰されるのではなく、
逆にそれを大きなパワーに変え、勝利をもぎ取ったのです。

 

このドラマを見て、私はふと
「バスケの神様」マイケル・ジョーダンの話しを思い出しました。

Michael Jeffrey Jordan [2/3]. La consacrazione
by BasketStreaming

 

「高校時代は(身長が低いという理由で)代表チームの選考から漏れた。
9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れ、
決勝シュートを任されて26回も外した。

人生で何度も何度も失敗してきた。
だから私は成功した。

 

(私が他の選手と決定的に違う点は)
基準である。

 

「毎日他の誰よりも、自分自身に対する要求を厳しくしてきた。」

 

ジョーダンは、屈辱的な辛い経験を闘志に変え、
誰よりも強い意志で、誰よりも高い基準を設定し続けた結果、
伝説的なプレイヤーとなりました。

 

今回の星稜も、過去2大会の悔し涙があったからこそ、
全国のどのチームよりも優勝に飢え、
優勝以外の結果を受け入れたくなかったのではないでしょうか。

 

こうしたどこよりも高い基準と、
決勝当日まで積み重ねてきた何千何万時間もの練習が、
今回の初優勝という歴史を作る原動力となった
のではないかと思うのです。

 

JFAガールズサッカーフェスティバル2014静岡U-15女子SHIZUOKA招待サッカー

土曜、日曜とつま恋で行われた、
JFAガールズサッカーフェスティバル2014静岡U-15女子SHIZUOKA招待サッカーのトレーナー帯同してきました。
このフェスティバルは、各県の選抜チームによる総当たりリーグ戦形式で
静岡県から2チーム、愛知県・岐阜県・三重県・JFAアカデミーから各1チームの計6チームが参加しました。

夜には大儀見浩介氏によるメンタルトレーニングの講義がありました。
言わずと知れた「なでしこジャパン」大儀見優季選手の御主人です。
講師が講師だけに選手たちも真剣に聞いていました。
トレーニングやゲーム中によく耳にするフレーズ。
そのフレーズの意味を言葉にすると選手それそれ表現の仕方が違う。
また目標の設定次第で成功する例、しない例。
私も勉強になりました。

日曜の朝、宿舎では風が強く感じたのですが、グランドは風も弱く昨日より暖かいサッカー日和。
各県でW-upをし試合に備えます。

A・B2面のコートで2日間同時進行で行う5試合は、体力的にもかなりハードな日程だったと思います。

 

今回の静岡招待は各県の育成状態や方針が出ていたと思います。
JFAアカデミーはサッカーを理解し、自分で考えプレーするという事に重点を置いているように感じました。
ハーフタイム中にもコーチの質問に対し、しっかりと自分の言葉で答えていました。
あの年代の選手なら、言われるままの事が多いのにしっかりしています。
三重県は幅広い年代での育成が実を結んでいる感じを受けました。
今回も小学6年生が3人参加していましたが、中学生に遜色無く堂々としたプレーをしていました。
またその小学生の活躍も凄かったです。
静岡県は2チーム出してもあのレベルを保てるとは選手層の厚さを感じました。
愛知県は例年に比べ「個」の能力が高いように感じました。
選抜チームなので、チームとしての成熟度はこれからというところがありましたが、
サッカーの基本の「止める」「蹴る」「走る」がしっかりできていたように見えました。
さて私も関わりが強い岐阜県。
結果は全敗でしたが、毎週行われている練習会の成果が所々に見え、
岐阜県女子が目指すサッカーに着実に近づいていると感じました。
しかしこれからもっと成長してもらわないと!!

来年度も7月からU-15女子東海トレセンは始まります。
今回参加した選手たちが、次回会うまでにどれだけ成長しているか楽しみです。

今年初めてのサッカー観戦。

新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しく願い致します。

さて今年初めてのサッカー観戦は、兵庫県で開催されている高校女子サッカー選手権大会。
ひえだ出身の大阪桐蔭高校、村松夏帆選手。
藤枝順心高校の児野楓香選手。
聖和学園高校の山本和華選手。
試合日程上、全会場は回れませんでしたが、
まず、大阪桐蔭高校と開志学園ジャパンサッカーカレッジの試合観戦のため五色台運動公園へ移動。
その後、藤枝順心高校と岡山県高梁日新高校の試合を観戦するスケジュールで出発しました。

 

当日は前日からの雪のため高速道路がいたるところで規制がかかっていました。

第一目的地の五色台運動公園は淡路島にあるため明石海峡大橋を渡りました。
初めての淡路島。
橋の壮大さと景色の良さに圧倒されました。

大きな渋滞に巻き込まれることなく会場に到着。

試合開始のW-Upで村松選手発見。
スタメンにも名を連ね、少し緊張気味のような気はしましたが元気にプレーしていました。

本当は試合終了まで観戦したかったのですが、大阪桐蔭の勝利を祈りながら、
渋滞回避のため前半15分で次の会場の三木総合防災公園へ移動。

第二目的地では大阪桐蔭と同じ時間帯に聖和学園高校の試合。
結果は2-1で聖和の勝利!!
山下選手は残念ながら試合には出られませんでした。
何とか移動試合開始までに移動でき、第二試合の藤枝順心高校の試合を観戦。
三木総合防災公園に着いた時、大きく立派なスタジアムが!!

こんないい所で試合するんだぁ・・・。と思っていたら!!
この日の会場はここでは無く、平面コート・・・。
「あれ?」っと拍子抜けしていたら、児野選手もスタメンから外れベンチスタート。
ちょっと雲行きが怪しい感じ・・・。

全国大会といっても、対戦カードによってはかなり差が付く試合が多く、
この試合も前半で7-0と順心リードという大差になりました。

後半からこの選手登場!!
このまま出なかったら、前の試合を切り上げて来た意味がないと心配していましたが、
何とか報われました。

その児野選手、後半開始の2分にfごっつぁんゴールで1点目。
その後もドリブルから2得点。
後半だけの出場でハットトリック達成!!
力の差があるとはいえ存在感がありました。
試合は12-0の大勝で2回戦進出。

その後の情報で、大阪桐蔭も2-0で勝利し2回戦進出。
そして、昨日の試合も藤枝順心、大阪桐蔭、聖和学園高校は順当に勝ち準々決勝に進みました。
明日はいよいよ準々決勝!!
しかも藤枝順心と大阪桐蔭が対戦します。
出来れば決勝がこのカードであって欲しかった・・・。
とりあえず、悔いなく頑張ってプレーしてもらえれば嬉しいです。

 

 

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