年別アーカイブ:2014年
めざせ世界一!!
2月26日のスポーツニッポンにU-17女子日本代表の二人、
藤枝順心高校の杉田妃和選手と児野楓香選手の記事が掲載されたようです。
児野選手は当院でインソールサポートをしている選手の一人です。
その彼女は1月31日所属チームの練習中に重度の捻挫をし、代表のアメリカ遠征には帯同したもののリハビリのみで帰国。
その後、千葉で行われた代表合宿には召集されず、
現実的には落選してもおかしくない状況でした。
まさに今回の代表招集はサプライズと言っても過言ではないです。
しかし、彼女は帰国後から積極的にリハビリを開始し、
2月13日も当院でリハビリ&トレーニングをしていきました。
今回の招集も彼女の決して諦めない気持ちが勝ち取ったのもだと思います!!
彼女のスピードあるプレーは必ずチームの武器になるはずです。
まだまだ本調子ではないようですが、
コスタリカまでには回復しチームの勝利!そして優勝に貢献してくれればと思います!!
サッカー王国ブラジルの秘密●●トレーニングとは?ー後編
高浜市の接骨院 院長であり、愛知のサッカートレーナー(日体協AT)でもある石川です。
サッカー王国ブラジルの強さの秘密として、いくつかの要素をあげた上で、幼い頃から裸足でトレーニングをしていることが一つの大きなポイントです、というお話をしました。
そして、この裸足でのトレーニングには、ボールタッチが柔らかくなるだけではなく、他にも2つのメリットがあるのをご存知でしょうか?
by sashomasho
裸足トレーニングのメリット
メリット2. 足の速さや跳躍力のアップ
小学生や中学生のリレー(かけっこ)を見ていると、裸足で走る子どもを良く見かけます。実はこれは理にかなったことなのです。
裸足で走ろうとすると、自然とかかとではなく足の前部で着地をするような走り方となるため、ブレーキがかからずにより速く走れやすいからです。
同様に、裸足で走るとその分身体へ衝撃が伝わりやすくなるため、できる限りその衝撃を和らげられるような走り方を自然と身に付けていきます。
つまり、足底筋やふくらはぎの筋肉をしなやかに動かし、足首やひざを柔らかく使って衝撃を吸収していくのです。
こうしたトレーニングを繰り返すことで、足が本来もつクッション機能やしなやかさ、無理の無い姿勢・動きを身につけることができます。
メリット3. ケガの予防
近年、特にランナーの間で、裸足トレーニングや裸足感覚のシューズが流行しているのを耳にしたことが有る方もいらっしゃると思います。その一番の理由が、このケガの予防です。
靴を履くことは「足の過保護」だと考える研究者もいるように、地面から受取る情報が少なくなったり、本来必要な筋肉を鍛えられなくなるため、身体に無理な走り方を続け、筋肉も衰えやすくなります。
その結果、足首の捻挫やひざや腰の故障、扁平足、血行不良による脚のむくみなどが生まれやすくなります。
一方、裸足で走ろうとすると、衝撃や痛みを敏感に感じ取るため、無理な走り方は自然とできなくなります。
このように、敏感な身体の反応を確かめながら裸足でトレーニングをすることにより、身体の構造に適した本来の走り方を取り戻し、筋肉によるクッション機能も高められるため、ケガが少なくなると言われているのです。
こうした様々なメリットが裸足によるトレーニングには見込めるため、できれば一生ものの運動神経が身に付くゴールデンエイジ世代や、その前の3~6歳頃から、もっともっと積極的に裸足で遊ばせてあげることが大切です。
ひえだの母退職。
今日はひえだのブレーンと言うべきか、ひえだの母と言うべきか。
開業以来、当院を支えてくださったフナザシさんの退職日でした。
今年で8周年を迎えますが、またひえだの歴史を知るスタッフがいなくなるのは、
本当に寂しい限りです。
僕の我がままをいつも笑顔で受け入れてくれて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今日も患者さんから退職を惜しむ声を多数聞き、
患者さんや他のスッタフにも好かれる人柄だなぁと改めて実感しました。
まさにひえだの母です。
これから新しい門出が待っていると思いますが、
何処に行っても好かれる人柄なので今後もどんどん活躍してほしいです!!
Thank you&Good Lock!!
サッカー王国ブラジルの秘密●●トレーニングとは?ー前編
愛知のサッカートレーナー(日体協AT)、高浜市の接骨院 院長でもある石川です。
2014年、サッカーファンにとって今年一番の楽しみと言えば、もちろん「ブラジルワールドカップ」でしょう!?
この大会での本戦出場により、ブラジルは世界で唯一FIFAのワールドカップ20大会を全て本戦出場することになります。
さらに、過去の結果を見ると、南米で開催されたワールドカップでヨーロッパ勢が優勝したことは無く、その上ブラジルは歴代最多の5回の優勝経験と、今回は自国での開催というアドバンテージを得るため、なおさら活躍に期待がかかります。
by Joel’s Goa Pics
では、なぜブラジルはこれほど強いのでしょうか?
南米人は身体が柔軟だから?
サンバのリズムに馴染んでいてドリブルやフェイントがリズミカルだから?
サッカー選手の登録数がドイツ・米国に次ぎ世界で3番目に多いから?
クラブ数がイングランドに次ぎ世界で2番目に多いから?
1894年にチャールズ・ミラーがフットボールを伝えてから120年の歴史を持つから?
他にも色々考えられますが、おそらくこれら全ての要因が「サッカー王国」を形成しているのでしょう
そしてもう一つ、忘れてはならないのが・・・
ブラジルの子どもたちにとって、サッカーは一番身近な遊びであると同時に、お金持ちかスラム街出身であるかどうかに関わらず大成功出来る可能性のある、
ブラジル版「アメリカン・ドリーム(平等に与えられた成功の機会・夢)」
でもあるということです。
今でもブラジルでは、幼い頃から子どもたちがサッカーを家の中や街の至る所で楽しむ姿を見られると言います。
そしてこの子どもたちに共通するもう一つのポイントが「裸足」でサッカーをしている、ということです。
裸足でサッカーをする3つのメリットとは?
メリット1. 柔らかいボールタッチ
本来人間の身体は敏感に出来ています。裸足でリフティングをしたりドリブルをしたりと、靴を介さずにボールに触れることで、足のどの部分に当てれば痛くなくボールもしっかりコントロールできるのか、こうしたより繊細なボールタッチの感覚が身に付きやすくなると言われています。
これについては、清水エスパルスや川崎フロンターレで活躍し、実際にブラジル出身の選手たちと一緒にプレーをしてきた元Jリーガーの向島建さんもコラムで綴っていました。
詳しくはこちら>
一流のサッカー選手になれる人となれない人のたった2つの違い ー後編
サッカートレーナー(日体協公認AT)、高浜市の接骨院 院長でもある石川です。
前編では、初期のプレゴールデンエイジとも呼ばれる3~6歳の幼少期からサッカーを始めることが、一流選手となるために一つの重要なポイントである、ということをご紹介しました。
続く今回は、海外でも活躍するトップ選手と地域の草サッカーレベルで終わってしまう選手のもう一つの大きな違いをご紹介します。
by eflon
違い2. サッカーに費やしてきた時間
「熟達化の10年ルール」と呼ばれる法則があります。これは素人がその分野の上位5%にあたる一流のプロとなるために、習得までに最低でも10年はかかる、とされるルールです。
実はこのルールがサッカーにおいても当てはまることがわかりました。一流のプロサッカー選手となった人は約10年で10,000時間をサッカーに費やしていることがわかったのです。
確かにC.ロナウドはサッカーを始めてから10年後の16歳で、メッシも12年後の17歳でプロデビューを果たしています。
約10年で10,000時間。逆算すると1日に3~4時間を幼い頃からサッカーに費やしてきたことになります。
3~4時間とは言え、普通の子どもが飽きもせずに毎日これだけの時間をサッカーに費やすことができるでしょうか?まさしくそこが一流のプロとの違いとなっていたのです。
多くの練習をしたからといって、必ずしもプロのサッカー選手になれるとは限りませんが、プロになれる選手は例外なく多くの時間をサッカーに費やしています。
最後に、実はこの研究には他にも興味深い報告があります。
「最高の競技レベルでプレーしている選手は週あたりのトレーニング時間が約17時間のときにピークに達することが認められている。」
つまり、適度な休息を取ることがピークパフォーマンスを維持する為にも不可欠だと言うことです。
また、オーバーワークはケガのリスクを増やし、結果的にサッカーに費やす時間を減らしてしまうことにもなるため、こうした意味でもコンディション管理をしっかり行ない練習に励むことが重要だと言えます。