フットサル選手によくある腰痛とは?
高浜市の接骨院 院長、日体協公認ATの石川です。
一昨日、なでしこジャパンが来年のワールドカップカナダ大会への出場を決めましたね。7-0、圧倒的な強さでした。
そして今月10日には、フットサル日本代表がアジアカップで日本史上初の大会2連覇!!を達成したのをあなたはご存知ですか?
決勝戦の相手は、過去最多優勝を誇る強豪イラン。日本代表のミゲル監督も「イランの歴史を見ても、今回が黄金世代といえるでしょう。」と語っていたほど、世界でも屈指のタレントが揃っていました。
そんなイランに対して日本は固い守備で好機を呼び込み、取られても追いつき、延長戦、そしてPK戦へともつれ込んだ末の勝利。新しい歴史の1ページ、おめでとうございます。
さて、そんな近年名実ともに急成長している日本の「フットサル」事情ですが、サッカーよりも手軽にできるということで、普段は会社員などをしている社会人の方や女子の方もプレーしていることが多いと思います。
そんなフットサル選手によくある痛みとして、腰痛が挙げられます。腰痛は主に3種類に分けられます。
by Norio.NAKAYAMA
1. 筋肉系の痛み:筋・筋膜性腰痛症
無理な動作や体勢により筋肉などが傷つき、急に痛み出す「ぎっくり腰(急性腰痛症・腰椎捻挫)」や、日頃の使い過ぎやケア不足が原因の慢性痛があります。
2. 疲労骨折: 腰椎分離症
13歳~14歳の中学生男子によく起こるのがこの「腰椎分離症」です。特に背中を後ろに反らせた時に、腰やお尻に重い痛みを感じます。
3. ヘルニア:腰椎椎間板ヘルニア
腰痛の中で最も重症のケースで、選手生命の危険すらあります。特に20~30代の方に多く、前屈みをすると強く痛みます。腰だけでなく、脚の裏が痛んだり、足先がしびれたりするような坐骨神経痛を伴っていたら、すぐに専門医を受診しましょう。
いずれにしても、日頃から運動前後に股関節や腰背部を中心にストレッチを行い、十分な睡眠と休息、栄養摂取などで身体を労ってあげること、そして腹筋や背筋の筋力を強化することが大切です。