少年サッカー選手のためのスパイクの選び方-前編
高浜市で接骨院も経営する愛知のサッカートレーナー、石川です。
以前、外反母趾の予防のために正しいスパイク選びが大切です、というお話はしました。
・外反母趾の治療と予防 >
・足腰の痛みの隠れた原因とは? >
今回はそのスパイク選びについてもう少し詳しくご説明します。
「たかがスパイク、されどスパイク」
サッカーのスパイク
by TheBusyBrain
特に少年期などは、憧れの選手が使用しているから、という理由だけでスパイクを買ってしまったり、親御さんの懐事情から安価なスパイクを選んで買ってしまっている場合が多くあります。
けれど、スパイクの選び方一つで、プレーのパフォーマンスはもちろん、ケガの発症率も大きく異なってきます。
とは言え、トップクラスのプロサッカー選手たちのように、自分の足に合わせてオーダーメイドシューズを作ってもらうことは現実的ではありませんし、何足もスパイクを買い揃えることも経済的に難しいでしょう。
では、こうした制約がある中で、いかに自分に合ったスパイクを選んでいけば良いのでしょう?
足の形
まず大切なのは、自分の足の形に合ったスパイクを選ぶことです。
人の足の形は、親指が一番長いエジプト型、人差し指が親指よりも長いギリシア型、そして指の長さがほぼ同じスクウェア型の3種類に大きく分かれます。一方で、市販されている靴の多くはギリシア型をベースに作られています。
ですから、外反母趾などを予防するためにも、まずは自分の足の形を知り、スパイクの形状が同タイプのものなのか確認するようにしましょう。
足の大きさ
次に大切なのが、スパイクの大きさです。
特に少年サッカーの場合、成長することを見越して、大きめのスパイクを選んでしまうことがあります。ですが、ブカブカのスパイクは地面をグリップする力が落ちパフォーマンスが低下してしまうだけでなく、靴擦れを起こしたり、バランスをとれずに足首をひねったりすることに繋がります。
ケガをして治療が必要になったり、プレー出来ない期間が続いたり、ケガが癖になってしまうようなリスクと比較すれば、足の成長に合わせてスパイクも買い替えた方がメリットは大きくなるはずです。
また、オーダーメイドのインソールを作製すれば、より自分の足にフィットするため、パフォーマンスを上げやすくなることはもちろん、足首や膝、腰への負担が軽減されたり、外反母趾を予防できたりします。