月別アーカイブ:2014年01月
本田選手や長友選手も悩まされた半月板損傷
愛知県高浜市のサッカートレーナー、日体協公認ATの石川です。
2011年には「本田離脱!半月板損傷でW杯予選年内5戦欠場も」という記事が話題となり、
その翌年には「長友W杯予選絶望 左膝半月板損傷、手術避けられず」などの記事がスポーツ新聞で掲載されていたように、
膝の半月板損傷はサッカー選手に多いケガの一つです。
本田
by tpower1978
半月板損傷の原因
そもそも半月板とは膝関節の衝撃を和らげ、膝を安定させるクッションの役割を担う軟骨組織です。膝は体重の負荷が一番かかる箇所であり、片足立ちの場合、体重の10倍程の負荷がかかるとも言われています。
サッカー選手の場合は、ジャンプの着地時やキックする際の軸足に相手が接触するなどで膝をひねってしまい、半月板がこすれて損傷・断裂することが多くあります。
損傷が大きい場合は膝の激痛だけでなく、脚を曲げ伸ばし出来ず歩けなくなったり、慢性化すると膝に水や血が溜まったりすることがあります。
半月板の治療
ケガの直後はRICE処置を行い、その後すぐに整形外科で診断を受けましょう。軽症であれば、テーピングなどで固定しながら安静にすることが基本となります。
また、痛みを緩和させるために電気治療を行なったり、筋力が衰えないようできる範囲でのリハビリを行なったりします。
一方、重症であれば手術となり、復帰までに数ヶ月はかかるようになります。さらに、復帰タイミングの判断は難しいため、本田選手や長友選手のように再発してしまうこともあります。
ケガにより戦線離脱することは確かに辛いことです。ですが見方を変え、粘り強くリハビリを行なえば、『ACミラン』への移籍を叶えた本田選手のように、ピンチをチャンスに変えることもできます。
2013年3月に放送されたテレビ番組での本田圭佑選手の言葉。
「ケガしたことは残念ですけど、もうしょうがないですし。ケガして思ったのはオレ、チャンスやなと。」
「人って誰しもがうまくいかなかったときに、ちょっと自分を疑うと思うんですね。そのときにいかに自分を信じることができるか。信じるっていうのは本当に希望そのものなんですよね。」
「自分が絶対に成功するんだっていうことをね、自分に言い聞かせながら自分の力を信じるってことですかね。そしたら必ず神様はね、それを見ているし、神様からのビッグサプライズを期待してがんばるだけですよ。」
中学生のサッカー選手に多い膝の痛み、オスグッド・成長痛
愛知県のサッカートレーナー、日体協公認アスレチックトレーナーの石川です。
あなたも「オスグッド」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。この症状は、10~15才の成長期の男子(小学生高学年~中学生頃)に多いスポーツ障害です。
特に、キックやジャンプ、ダッシュといった膝に負担のかかる動作を繰り返し行なうサッカー選手に多く発症します。
成長期の子どもで、膝の皿の下にある出っ張り(骨)を押すと痛い、スクワットをすると痛む、といった場合はオスグッドの可能性があります。
オスグッド
by Brian O’Donovan
オスグッドの原因
成長期には、文字通り急激に身長が伸び、それを支える骨も伸びますが、残念ながら筋や腱は同様には成長しません。その結果、太ももの前面にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が固くなりがちになり、この筋肉と繋がる膝の下の骨や軟骨も強く引っ張られやすくなります。
こうした状態のまま、キックやダッシュなどを繰り返すことで、膝に過度の負担がかかり、膝のお皿の下の骨が突き出してきたり、痛みを生じたりしてしまうのです。
オスグッドの対処法と予防法
応急処置の基本はRICE処置です。ですから、まずは安静にし、冷やすことが最優先です。その後も痛みが強い場合には、整形外科で痛み止めの湿布や薬をもらったり、接骨院で超音波や低周波などの物理療法を行なったりすることも有効です。
オスグットは成長期の一過性の病気であるため、通常はしばらく安静にしていれば自然と治癒します。
ですがこの時に「我慢できる程度の痛みだから」といってそのままプレーを続けてしまったり、「練習前後にしか痛みが出ないから」といって練習を続けてしまう子どもがしばしば見受けられます。
けれど、早期に安静にしないと回復が遅れるばかりか、再発や後遺症の元となってしまい、結局は子どもの将来のためになりません。ですから、家族やコーチが一体となって「なぜ今休む必要があるのか」を子どもに理解させ、膝に負担のかからないトレーニングへと切り替えることも大切になります。
また、オスグッドの予防法としては、以下のような対策があげられます。
・身体が回復するために必要な、十分な休息と栄養を取る
・大腿四頭筋のストレッチなどにより、筋肉や関節の柔軟性を高める
・練習前後のストレッチやウォームアップ、クールダウンを怠らない
・フォームの悪さや筋力バランスの乱れを整え、大腿四頭筋に負担がかからないようにする
・練習後に膝をアイシングする。
U-12女子東海トレセン
今日は岐阜フットボールセンターで行われたU-12女子東海トレセンにトレーナー帯同してきました。
同トレセン開催は今回が初の試みで東海地区強化のため実地されました。
しかしこの季節の岐阜は寒い!!
昨日の磐田も寒かったですが、伊吹おろしが強烈に身に染みました。
しかし選手の皆さんは元気にグラウンドでトレーニングをしていました。
スケジュールの都合上か、今回は岐阜県と三重県の選手のみで行われました。
U-12の年代はまだまだサッカー選手として基本もままならない状態。
このように強化をする場を与えてあげることにより、カテゴリーが上がった時にうまく順応できると思います。
今回の女子高校選手権東海大会も静岡県の強さだけが目立ち、一強三弱に近い状態です。
下のカテゴリーから強化をし力の差が少しでも縮まれば東海全体のレベルアップにもつながると思います。
でも頑張って育てても県外ましてや東海地区に進学されては元も子もないですが・・・。
寒い日にもかかわらず選手、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
事故後のむちうち、後遺症治療ならひえだ接骨院へ
高浜市の高浜港駅近くにあるスポーツアスリートの治療、交通事故のむちうち・後遺症治療を得意とする接骨院です。
当院では、アスレチックトレーナーという資格によるスポーツ現場で培った豊富な実績、経験を生かして、交通事故によるむちうち、後遺症などの高度な症状、怪我についても専門的な治療が可能です。また当院では、事故の後遺症やむちうちといった症状は、患者さんによっても訴える痛み、症状など多岐にわたり異なるため、患者さん一人一人に合わせたオーダーメイド治療を行っております。
ひえだ接骨院では、待ち時間が少なく治療を受けられ、夜は20時まで診療しているためお仕事帰りでも気軽に治療に励んで頂ける環境を整えております。
大したことないから通院しなくても大丈夫だなと自己判断はせずに、当院のような接骨院、または病院や整形外科でも構いません。一度診断や検査を受けてみることをお勧め致します。症状が長引いてしまったり、後遺症として残ってしまってから、「あの時病院や接骨院に行っておけばよかった」と後悔されている方を何人と見てきています。
交通事故にあった際は、是非一度ひえだ接骨院もしくはお近くの医療機関でご相談してみてください。
全国高校サッカー女子選手権大会観戦。
今日は磐田スポーツ交流の里ゆめりあに全国高校サッカー女子選手権大会の2回戦を観戦しに行ってきました。
晴天ではありましたが風が強く寒く、ちょっとサッカー日和とは言いにくい日でした。
観戦カードは東海第1代表の藤枝順心高校対北信越第1代表の福井工業大付属福井高校の試合です。
この試合を勝てばベスト8です。
試合開始から藤枝順心高校がボールを支配し福井工大付属高校が守る展開。
ボールポゼッションは圧倒的に藤枝順心高校が高いのですが、
福井工大付属高校の粘り強いディフェンスにシュートを打たせてもらいないまま時間が過ぎていきました。
このまま前半終了かなと思っていた前半33分 藤枝順心高校が得点を決め試合が動きました。
しかしその後もなかなか決定機を作れず前半終了。
後半も開始後から藤枝順心高校ペースとなりましたが、
前半同様なかなかシュートを打たせてもらえず、
一方の福井工大付属高校もカウンターから得点を狙いますがシュートまで行けない。
後半はお互い大きな見せ場はほとんどなく試合終了。
1-0で藤枝順心高校が勝利しました。
今日は同じ東海勢の常葉橘高校が神村学園に負けてしまい、
藤枝順心高校が東海勢残り1校となってしまいました。
藤枝順心高校の児野楓香選手と同じく、ひえだでインソールサポートをしている
村松夏帆選手が在籍する大阪桐蔭高校も勝利し勝ち残っています。
この2チームで決勝戦を戦ってくれると嬉しいです。
明日も祝日なので準々決勝を観に行きたかったのですが、
岐阜女子トレセンの帯同のため行けないのが残念です。